御 礼
6月14日より15日まで当寺祠堂経会を催したところ、お忙しい中、本当にたくさんの方々にお参りをいただきました。ありがとうございます。そして厚いご懇念、開催懇志金をお運びいただいたこと心より感謝申し上げます。皆さまにお運びいただきました御懇志金は大切に常入寺の維持管理のため、そして仏法興隆のために使わせていただきます。今後とも常入寺維持運営にご協力いただきたくお願い申し上げます。 常入寺住職 青井和成を入力してください
秋季彼岸会
日 時 9月27日(日 )午後1時30分より3時30分まで
お説教(歌) 鈴木君代さん(シングソングライター・浄土真宗僧侶)
参加費 無料(ただし、お賽銭(100円から1000円)のご協力を無理のない程度でお願いします)
京都のライブハウスで活躍される鈴木さん。約30年前に初めてお寺で歌われたのが当寺でした。久しぶりのお越しをお楽しみに。
「バラバラ」だからこそ、「一緒」を生きられる
昨年六月に亡くなられた、当寺の住職が大学時代に幾度もお話を聞かせていただいた池田勇諦先生。先生は、ご著書『聞法日めぐりⅡ』の中で「一億一心は戦争、一億億心は仏法」という言葉を残されています。 一億人がたった一つの価値観や信仰に染まり、同じ色に塗りつぶされてしまう状態。それは個々の尊厳を奪い、異質な他者を排除する歩み、つまり「戦争」へとつながりかねません。これに対し、仏教が目指すのはその真逆の地平です。一億人がいれば、そこには一億通りの尊い人生があり、一億の異なるこころがあります。それらが互いを否定することなく共存する姿こそが、先生の言われる「一億億心」の世界です。 私たちは、家庭や学校、社会の中で、つい「みんな同じ」であることに安心を求め、そこからはみ出す人を冷ややかに排除しようとしてしまいます。しかし、お釈迦さまが説かれたのは、同調圧力によって誰かを型にはめる世界ではなく、「誰もがそのままで尊い」という、阿弥陀如来の広大な光に照らされた世界でした。 まるで、春の境内に咲く桜が、一本一本異なる枝ぶりで、それぞれの命を精一杯に咲き誇らせているように、私たちは一人ひとりが違ったままでいいのです。自分の色を無理に変えて周りに合わせる必要もなければ、自分と違う誰かの色を否定する必要もありません。「バラバラのままで、一つの大地に、共に、頭を下げて生きている」 この違いを認め合い、お互いの存在を尊び合える心のゆとりこそが、本当の平和(仏法)のはじまりです。日々の生活の中でつい見失いがちになるこの理念を、いつでも心に留め、バラバラのままで共に歩む温かな世界を、私たちも生涯忘れることなく大切にしていきたいものです。