井波別院巡回法座をお迎えしました

綽如上人椅子の御影をお迎えして井波別院巡回法座が開かれました。御影にお供されてこられた布教使さんは現影さんでした。

お話は影六輔さんの「人の死は一度だけでありません。最初の死は医学的に死亡診断書をかかれたとき、でも死者を覚えている限り、その人の心の中で生き続けている」という言葉を紹介されてお話が始まりました。

コロナウィルス感染症が大流行している中なかなかお誘いできずにあって(言い訳ですね)、やっぱりお参りが多かったといえる状態ではありませんでした。午前中月参りをさせていただいていても今日あるよねと聞かれても、なかなかおまちしていますとはいえず。無理せんでいいよ、なんて言ってしまってました。座を開きながら複雑な心境でした。開くことに意味があるんだと思ったりお寺でクラスタになるより中止した方がいいんでない?なんていう思いの中で決断できずに開催してしまいました。本当にこれで良かったのでしょうか?

通信349

2月15日はお釈迦さまが涅槃に入られた日です

「涅槃」とはさとりの境地、苦しみが消滅した状態を意味します。お釈迦さまがこの世でのいのちを終えたことにより、身体的な苦からも脱して完全な「涅槃」に至ったとすることから、お釈迦さまが亡くなられたことを「涅槃」と称しています。
紀元前5世紀ごろルンビニ(ネパールとインドの国境付近)で生まれ、やがて人生の無常を憂い出家したお釈迦さまは、35歳でさとりを得ます。以後、修行の旅に各地を巡り、煩悩が引きおこす苦しみから逃れ、安らぎを得るという教えを人々に授けました。伝道の旅は、80歳で亡くなられる寸前まで続き、2月15日にお釈迦さまはお亡くなりに成られたと言い伝えられています。自分の死が近いことを察したお釈迦さまは、弟子たちにこう説かれました。「私の亡きあとは、私ではなく自分自身をより所として、また私が伝えた教えを、闇を照らすともしびとして、歩んでゆきなさい」お釈迦さまは個人崇拝の対象となることを否定され、弟子一人ひとりが確かに、自立して進むことを求めたのでした。
そして「もろもろの存在は変わりゆく。怠らず精進しなさい。」という最期の言葉を残し、静かに息をひきとったのでした。
お釈迦さまのご命日を縁として勤めます涅槃会は全国各地で勤められます。また富山ではお釈迦さまのご遺骨を模したものとして4色で彩られた涅槃団子が配られることが多いです。

涅槃会兼井波別院巡回法座
日時 2月13日(日)午後1時30分より午後4時まで
会場 常入寺本堂 布教使 未定
参加費 無  料
(ただし、何度かお賽銭を集めさせていただきます)
また、井波別院への祠堂並びに万人講の受付をいたします。
※新型コロナウイルス感染症拡散予防策をとった上でお越しください。

彼岸会兼城端別院巡回法座
 日 時  3月27日(日)午後1時30分より4時まで
 会 場  常入寺本堂   布教使 未 定
 参加費 無  料(ただし、何度かお賽銭を集めさせていただきます。)
また、城端別院への祠堂並びに万人講の受付をいたします。
※新型コロナウイルス感染症拡散予防のためマスクをつけてお越しください。