
気づけば秋まっ只中
蓮如上人の
一生過ぎやすし
との言葉が身に染みる
蓮如上人は、
「一生過ぎやすし」
とおっしゃいました。
「もう秋か。」
そうつぶやいていたのは、ついこの間のことのように思います。ところが、気がつけば、あれからもう一年が過ぎていました。
年を重ねるにつれ、一年が過ぎる早さに驚かされます。
春を迎えたと思えば夏が過ぎ、気づけばまた秋を迎えています。
そう考えると、私の一生も、あっという間なのでしょう。
誰しも、生きた証を残したいと思うことがあります。
人の役に立ちたい。何かを成し遂げたい。自分が生きた意味を残したい。
私もそんな思いがあります。
しかし、地球の長い歴史を思えば、人間の一生などほんの一瞬です。
生命の歴史という大きな流れの中では、私の人生など本当に小さなものです。
やがて私の名前を知る人も少なくなり、私が成し遂げたことも、いつか忘れられていくでしょう。
そう思うと、「何かを残そう」と力むことよりも、「残された時間をどう生きるのか」の方が、ずっと大切な問いに思えてきます。
だからこそ、「一生過ぎやすし」という蓮如上人のお言葉は、私に「今を大切に生きよ」と語りかけてくださっているように聞こえます。
あと何年生きられるかは分かりません。
だからこそ、今日という一日を、仏さまの教えを聞きながら、一人でも多くの人とのご縁を大切にしながら歩んでいきたい。
それが私に与えられた、小さくてもかけがえのない人生なのだと思います。
