
知っていましたか?
「あなたがやりたいように生きれば生きるほど、誰かが犠牲になってしまっているんです。だからこそ後悔のない生き方を。」
この言葉を書いたとき、私の頭にあったのは、私たちの日々の暮らしでした。
自分のやりたいことができるのは、それを支えてくれる人がいるからです。
仕事に打ち込めるのも、その間、家事を引き受けてくれる人がいるからです。子どもが安心して学校へ行けるのも、親が見えないところで支えているからでしょう。誰かが休めば、その仕事を代わってくれる人がいます。
私たちは、自分一人の力だけで自由に生きているのではありません。
もちろん、だからといって自分のしたいことを我慢して生きなさいと言いたいのではありません。
大切なのは、自分が自由に生きられている陰には、誰かの時間や労力、そして支えがあることを忘れないことです。そのことに気づけば、「ありがとう」という気持ちが自然に生まれてきます。
浄土真宗では、「おかげさま」という言葉を大切にします。私たちは、多くのご縁に支えられ、阿弥陀さまの大きなはたらきの中で生かされている存在です。
支えられていることに気づくと、自分だけの幸せを求めるのではなく、自分もまた誰かを支える一人でありたいと思えてきます。
そんな「おかげさま」の心を忘れずに歩むことが、後悔のない人生につながっていくのではないでしょうか。
