今月のことば_2026年07月②

平和は当たり前でない
たくさんのひとの涙と苦しみと
「生きたい」という願いの上にある

今年の沖縄「平和の詩」の一節です。
戦争を語るとき、私たちは「国のため」「家族のため」という言葉を耳にします。それは決して否定されるものではありません。しかし、その一人ひとりの胸の内には、「生きたい」という誰もが持つ願いがあったのではないでしょうか。
平和とは、そうした願いが失われた先にあるものではなく、その願いの積み重ねの上に成り立っているものです。だからこそ、平和は決して当たり前ではありません。
浄土真宗では、年忌法要やお盆など、亡き人をご縁として仏法に遇わせていただきます。亡き人を偲ぶことは、過去を振り返るだけではなく、今を生きる私自身を見つめ直す大切なご法縁でもあります。亡き人もまた、「生きたい」と願いながら人生を歩まれました。そのいのちの歩みを思うとき、私たちは限りあるいのちをいただいている身であることに気づかされます。
平和とは、誰かが与えてくれるものではなく、多くの人々の涙と苦しみ、そして「生きたい」という願いの上に築かれてきたものです。その願いを忘れず、一日一日を大切に生きることが、亡き人への何よりの供養となるのではないでしょうか。

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