
もっとも優しい言葉は その人の名をも 呼ぶことだ
七月の初め、学生時代にお世話になった池田先生のお葬儀に参列するため、三重へ行ってきました。
池田先生には、大学時代、ゼミをご担当いただき、食事をごちそうになったり、お宅に泊めていただいたりと、本当にお世話になりました。卒業してからは、お会いする機会も少なくなっていましたが、訃報を聞き、どうしてもお参りしたいという思いが湧いてきました。
お葬儀では、大学時代の仲間や、お世話になった先生方とも久しぶりに再会することができました。また、最上級でお世話になった先生ご夫妻にもお会いし、帰り際には「先生、どうぞ長生きしてください」と思わず声をかけていました。
香典返しとしていただいた『聞法日めくりⅡ』を開くと、
「もっとも優しい言葉は その人の名をも 呼ぶことだ」
という言葉が目に留まりました。
大学時代を振り返ると、先生方はよく私のことを「青井君」と名前で呼んでくださいました。
今思えば、それがとてもうれしかったのです。
名前で呼ばれるということは、「仲間ですよ」「あなたのことをちゃんと見ていますよ」と認めてもらえたような気がしたからです。
名前を呼ぶということは、相手を大切な存在として受け止め、その人に寄り添うことなのかもしれません。
だから私は、この言葉から「南無阿弥陀仏」という名号を思い起こしました。
阿弥陀さまは、私たち一人ひとりを決して見捨てることなく、いつも寄り添い、呼びかけ続けてくださっています。
私もまた、目の前の人の名前を大切に呼び、その人をかけがえのない存在として接していきたいと思います。
