
他人を変えるより自分が変わった方が楽ちんと聞くけどだけど。その自分さえ中々思い通りにならない
他人を変えるより自分が変わった方が楽ちんと聞くけど だけど、その自分さえ中々思い通りにならない
「他人を変えることはできない。まず自分が変わりましょう。」
そんな言葉を耳にすることがあります。
なるほど、その通りだと思います。
人を自分の思い通りに変えることは難しいのですから、自分が変わる方が近道なのかもしれません。
ところが、そう言われて改めて自分を見つめてみると、もっと難しい問題に出会います。
それは、「自分さえ思い通りにならない」という事実です。
腹を立てまいと思っても腹が立ちます。優しく接しようと思っても、ついきつい言葉が出てしまいます。「今日から変わろう」と決心しても、気がつけば昨日と同じ自分に戻っています。
人を変えることが難しいように、自分を変えることもまた簡単ではありません。
親鸞聖人は、そのような私たちを責められませんでした。
むしろ、自分の力で思い通りに生きられない私の姿を見つめ、そのような私だからこそ阿弥陀さまの願いがかけられていると味わわれました。
自分を変えられないから駄目なのではありません。
思い通りにならない私であることを知らされ、その私が仏さまに見放されることなく願われている。そのことに気づかされるところに、お念仏の教えがあるのでしょう。
