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仏教は悩みが消える道ではなく安心して悩める道である

 皆さんにとって仏教とはなんでしょう?いきなり唐突なことを皆さんに聞きますが、みなさんはどう考えられますか?
 仏教は成仏道ともいいます。仏になる道です。そう言う意味で多くの方は誰かを仏にさせてあげる道と考えておられるでしょう。それは全くの間違えではありませんが、誰かをほとけさんにさせるのは私たちの仕事ではなく、仏様の仕事です。ですから私たちが仏になってからそういうことができるのでしょう、多分。仏になるのは「私」です。私が仏になるための道を歩んでいくのが仏教なのです。
 仏道を歩み続けるには仏様に成りたいという気持ちをもちづづけることが必要です。その気持ちを忘れたりなくしてしまうと、歩みが止まったり、全然違う道を歩んでしまいます。仏道を歩み続けられた先輩方の話を伺うとこの心を持ちづづけることが本当に難しいとおっしゃいます。
 仏になりたいということは自分は仏ではないということを知ることと、そのことがどんなに悲しいことなのか知ることなのです。この悲しみによってずっと仏道を歩み続けることができるのでしょう。ある意味悲しみこと、悩み続けることが仏道を歩むともいえるのかもしれません。
 今回今月のことばとして「仏教は悩みが消える道ではなく、安心して悩める道である」という言葉をえらびました。これはインター寝とをうろうろしていたらともだちがお寺の掲示板に貼った言葉として見つけたものです。
 悩みがなくなったり消えたりするのは仏様になってからのことです。ずっとやや身は消えませんし、悩み続けなければなりません。我が身を振り返ればその仏になるのはいつのことやらと思ってしまいます。いやになるかもしれません。しかし悩むということは仏道を編み見続けている証でもあり、人間として生きている証でもあるのです。いわば悩むこと、悲しむことが私たち人間の宝物なのです。 
安心して悩みましょ。

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4月8日はお釈迦さまのお誕生日です

 お釈迦さまはヒマラヤ山脈の麓にあるシャカ族の国の王子様としてお生まれになられました。今から約2500年くらい前のことです。お釈迦さまのお母さんであるマーヤ夫人がルンビニという公園で休んでおられたとき、アショーカというきれいな花に右手を伸ばし、一つ採ろうとしたとき、右の脇からコロンとお生まれになられ、そしてすぐに立ち上がり七歩歩いて「天上天下唯我独尊(生きているものがすべて尊いいのちを持っている)。世界中の人々の苦しみを取り除きます。」とおっしゃられたと伝えられています。

聖典講座

高岡教区第8組主催
正信偈のお心を聞く講座です。今回が2回目で合計3回(次回5月16日)常入寺にて行われます。講師は皆さん方から好評でした、一昨年報恩講でお話しいただいた金沢市の松扉覚(しょうひさとる)さんです。参加無料ですので是非ご参加ください。
日 時  4月18日(日)午後2時より4時くらいまで
会 場 常入寺本堂 布教使  松扉覚師(金沢市本泉寺)
参加費 無料(ただし、途中賽銭を集めさせていただきます)
※マスク着用など感染予防をしてお越しください

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年頭によせて
                               住職 青井和成
 二〇二一年という年を迎えました。昨年のことを忘れて新たな一歩を踏み出したいと思ってしまう昨年でしたね。新型コロナウィルスの感染症が大流行し、いままで当たり前にできていたことが突然にできなくなった年でした。また世界的なこの感染症大流行により東京にて行われるはずだったリンピックも一年延期になってしまいました。この感染症の大流行が昨年で終わってくれればよかったのですが、どうもそうではなさそうですね。ワクチンも各国で生産されているそうですが、それが私たちのところにまでやってくるのはいつになるののでしょうか。こんなことを考えてばかりいるとせっかくの新年なのに暗くなってしまいますね。
 私たちの宗祖親鸞聖人は「円融至徳の嘉号は悪を転じて徳と成す正智」と聖人の主著いわゆる『教行信証』に書かれています。私たちに先祖の方々が私たちに残してくださった南無阿弥陀仏は悪を転じて阿弥陀如来の徳となる智慧であるといわれています。悪がコロッと善に変化するというわけではありませんが、念仏を称えることによって私たちが悪だと思っていることの中から仏様のはたらきを感じさせてもらえるようになるといわれていると私は受け取っています。新型コロナウィルス感染症のことでいえばこのコロナ禍を見つめると私たちが本当に生きていく中で大切にしていかなくてはならないことが知らされてくるということなのではないでしょうか。ただただ怖がっているだけではなく、怖がりながらも今おきていることをしっかり見つめることが大事だと感じています。
 昔やっていたテレビアニメの一休さんのように「一休み一休み」して立ち止まり、今までを振り返りながらこれからを考えることが大事だと思うのです。

7/2(木)部落問題講演会

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ご案内
富山解放連・第30回定期総会「記念講演会」
7/2(木)部落問題講演会
 私たち富山解放連では第30回定期総会を迎えるにあたり、広〈呼びかけて下記のように部落問題講演会を開催します。何卒、お誘い合わせの上、ご参加下さい。
 昨年12月、歴史研究の学術誌『歴史評論』12月号に何らの注釈もな”特殊部落”という表現が使用された論文が掲載され研究者の間で問題になっています。論文の著者は富山県在住の歴史研究者で、最近はヘイトスピーチの問題にも論究されている人です。同誌を発行している歴史科学協議会と編集委員会は、次号1月号において「この言葉を史料からの引用ではな〈著者自身の言葉として用いたことは無理解・不見識であり、またこれを編集作業の過程で見過ごしたことはあってはならない誤り」として「会員・読者の皆様に深くお詫び申しあげます」と謝罪し、当該論文の掲載撤回を表明しました。しかし、そこには当事者である被差別部落の人たちや、部落解放運動関係者への言及が欠落していた事から、研究者からの批判が続いています。
 表現の自由と差別を巡る問題は古くて新しい問題と言えます。古くは、全国水平社の創立大会 (1922年)において「吾々二對シ穢多及ヒ特殊部落民等ノ言行ニヨツテ侮辱ノ意志を表示シタル時ハ徹底的糺彈ヲ為ス」と決議されています。最近では繰り返されるヘイトスピーチやインターネット上に氾濫する差別表現等々。本年1月のフランスの政治週刊誌「シャルリー・エブド」の本社が、掲載された風刺漫画を巡って銃撃を受けた事は記憶に新しい事件です。
 こうした問題を私たちはどのように捉え、向き合っていけば良いのかを学ぶために、下記のとおり講演会を企画しました。講師の笠松明広さんは長らく解放新聞社の編集長を務めてこられた方であり、その経験を踏まえて有意義なお話が伺えると思います。皆様方のご参加をお待ちしています。
日時  2015年7月2日【木】午後4時00分~5時30分
                    [総会議事:午後3:10~3:50]
会場  富山東別院会館・研修ホール
            (富山市総曲輪2-8-29 ?076-421-9770)
会費  無料
演題 『差別語・差別表現・ヘイトスピーチ』

講師  笠松 明広さん(解放新聞社・編集長)

主催  部落解放にとりくむ富山県連絡会議
 ☆ 部落解放にとりくむ富山県連絡会議(略称:富山解放連)とは
 富山県下で『部落解放にとりくむ各界・各層の広範な相互連絡を深めるとともに、協力関係を拡大・推進し、部落問題の速やかな解決を図る』ことを目的として、1986年3月に結成されました。被差別部落大衆をはじめとし、企業や宗教関係者、労働者、市民など幅広い層の団体・個人によって構成されています。結成以来29年、学習会・市民公開講座の開催や会報の発行などの取り組みを行ってきています。
 ☆ 会員になって下さい。会員加入を呼びかけて下さい。
 団体、個人を問わず、会員加入を呼びかけています。年会費[4月から翌年3月まで]は1口1,000円で、団体に合っては5口以上、個人にあっては1口以上をお願いしています。
 富山解放連事務局:富山市総曲輪2-8-29 真宗大谷派富山教務所内 076-421-9770(松尾)

八組 人権ビデオ学習会ご案内

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高岡教区第8組人権ビデオ学習会

日時 2月20日(金)午後2時より4時まで

会場 大問総合会館501号室

入場 無料

上映ビデオ ある精肉店のはなし

※内容等につきましてはこちらをご覧ください

主催 真宗大谷派高岡教区第8組