335

お経
 皆さんはNHKの『チコちゃんにしかられる』という番組を見たことありますか?私は毎回と言っていいほどよく見ています。とても面白い番組ですね。わかっているようで本当はわかってないことを面白おかしくあきらかにしていく大好きな番組です。
 その12月はじめ頃の放送で仏教の基本となる質問をチコちゃんはしていました。みなさんおぼえておられるでしょうか。その質問というのは「お経って何?」っていうものでした。さて皆さんは皆さんは5歳のチコちゃんにどのように応えますか?
 さて私住職がまずお応えしましょう。チコちゃんのようなわかりやすい答えではないと思いますが、ご容赦ください。お経というのは仏教を開かれたお釈迦さま、ゴータシッタルダのお言葉が収められています。お釈迦さまが書かれたものではありません。お釈迦さまが涅槃に入られ(一言で言えば亡くなられたということ)しばらくした後お釈迦さまのお弟子さん方が、お釈迦さまがお弟子さん方に諭されたお言葉を後世にもしっかり伝えていこうということになり、文字に書きとどめておこうとされました。それが今私たちが読んでいますお経なのです。いわば私たちが悟りを開くためのアドバイス、私たちが人間として生きていくためのアドバイスが書かれているのです。そういう視点からいうとお経は亡くなられた方に読んであげるものではなく、今生きている私たちが聞いていかなければならないものとなるのです。
 法事などの時、僧侶は仏壇に向かってお経を読誦していますので誤解されていたかもしれませんが…。実は僧侶は仏様の代わりに声に出してお経を読んで、そして僧侶もお経様を聞いているのです。僧侶を含めた人間みんながお釈迦様の私たちへのお諭しを大切な言葉として聞いている姿が法事の場のすがたなのです。
 ただ私たち僧侶が読誦しているお経は漢文をそのまま読んでいますので聞いていても何を言っているのはわからないのが現状です。ですから浄土真宗ではよくお経の後にお説教として読誦したお経のお心が話されるのです。お経の内容をしっかり知りたいというお方は住職まで申し出てください。ゆっくりお伝えさせていただきます。
 漢文をそのままを聞いているので意味は全く伝わらないかもしれませんが、ただ聞いているときは少なくてもお釈迦様からの尊いアドバイスなんだと思って聞いてください。お願いします。

御文をいただく 其の五七五帳目第八通①

番外編
 月参りの時拝読文として読まさせていただいている御文が一月から変わりました。本来というか、順番でいえば五帖目の第七通になるのですが、いろいろ考えた末、一つ飛ばして第八通にしました。その理由は内容が悪いということではなく、私が皆さんと一緒に読む気になれないということです。一つ飛ばした御文の冒頭には今の概念からすると女性を蔑視しているような表現があります。今年から読ませていただいている御文にも同じ表現があるのですが…。飛ばしたものには露骨というか、断定されていますので、なおさら躊躇していまいます。
 私は近頃、共生社会の実現が大事だと思い生活しています。そのなかでも性別による役割分担など性差別を少しずつ取り払って行かなくては思っています。思っているだけで私自身変わらないのですが、でもそうしたいと思っています。そのなかで冒頭から「女性は五障三従だ」と断定している言葉がのっているものを皆さんと一緒に声を出して読むということに違和感を覚えたわけです。七通目に全く教えがないとは思ってませんが。
 ということで今回はとりあえず一つ飛ばして皆さんと読んでいこうと思っています。よろしくお願いいたします。

涅槃会兼井波別院巡回法座
日時 2月7日(日)午後1時30分より3時30分まで
会場 常入寺本堂   布教使 未 定
参加費 無  料(ただし、何度かお賽銭を集めさせていただきます。)
また、井波別院への祠堂並びに万人講の受付をいたします。
※新型コロナウイルス感染症拡散予防のためマスクをつけてお越しください。