344

人間になっていこうという歩みが仏の教えなのです

 先日とある門法会でチンパンジーと人間の違いについてのお話を聞きました。皆さんは人間とチンパンジーなどの霊長類との違いはどこにあると思いますか?皆さんも考えてみてください。道具を使うのが人間だと思われる方もいるでしょう。まぁ、人間のように道具を沢山持ち巧みに使うものは他にはいないかもしれませんが、でもチンパンジーでも木の枝を利用して蟻塚からありを捕っている場面をテレビで見たことはありませんか?どうです、チンパンジーも道具を使うのです。遺伝子の違いでいえば約2%しか違わないそうです。そしてその2%の違いがどこにあるかといえば、脳の大きさだそうです。だから人間と他の霊長類との違いは脳の大きさ、頭の大きさといえるかもしれませんね。大きくなった脳によって私たち人間の生活はどうなったかといえば、家族で暮らしながらももう一つ大きな集団で過ごすことができるいうことなのだそうです。他の霊長類や他の動物は家族で生活をするか、大きな群れで生活をするかもしくは一人で過ごすかだそうです。二つの集団を器用に生活しているのは人間だけだそうです。そのなかでその人その人の個性を理解しまた関係を理解して、共同生活をしているのが人間の特徴ともいえるところだそうです。助け合って生きていくというもの特徴に入るそうです。
 助けあって生きてこそ人間だということが霊長類との違いからいえることなのですが、しかしこの特徴を自分のこととして考えてみると人間の特徴が私の特徴となっているのでしょうか?私は恥ずかしながらそうとはいえません。協調性や助け合って生きてないわけではないですが、完全にそういう生活ができてはいません。まだまだ成長途中なのかもしれません。
 仏様というのは慈しみと悲しみを持って生きておられる存在です。人間の特徴通りに生きているお方が仏様であり、その仏になろうとしているのが仏の教えである仏教なのではないでしょうか。

コメントする