281 御文をいただく 其の四三 五帖目第五通③

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御文をいただく 其の四三 五帖目第五通③

第十八の願
 私たちの本尊である阿弥陀如来が仏となるとき誓われた誓いを本願といいます。そしてその本願は私たちがよりどころにしている御経には四十八通りの誓いが誓われています。その中で一番大事、中心となる本願は初めから数えて十八番目の願です。「たとい我、仏を得んに、十方衆生、心を至し信楽して我が国に生まれんと欲うて、乃至十念せん。もし生まれずは、正覚を取らじ。唯五逆と正法を誹謗せんをば除く」というように誓われています。本当に我が国、お浄土に生まれたいと思っているものを私、阿弥陀の力によってすくい取ります、このような願いです。
 このような第十八願をなぜ阿弥陀仏は仏に阿弥陀仏は仏になろうとされたとき誓われたのかということを訪ねて行くことが私たち念仏を称える者にとって本当に大事なことなのでしょう。またこのことを訪ねるとき「私」というものを抜きにしてはならないことでしょう。私を阿弥陀仏がなぜ救おうとして本願を立てられ念仏を響き念仏を響きわたらしてくださっているのか考えることが肝要なことなのです。
 またそういうことを訪ねていくことを私たちの先輩方は「信心」とおっしゃってこられたわけです。