275 報恩講案内号

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報恩講をお迎えします

 報恩講を本年も勤めさせていただきます。今年は例年とは開催日が違い11月1日から2日まになっていますのでご注意ください。是非とも皆様方当寺の報恩講に足をお運びくださりお参りください。よろしくお願いいたします。
 さて、報恩講というのはいうまでもなく浄土真宗の開祖親鸞聖人が亡くなりになられた日、ご命日を縁として勤めます仏事です。私たちの宗祖親鸞聖人、先輩方は御開山聖人とおっしゃっておられましたが、弘長二年十一月二十八日、今の世界の共通暦(グレゴリオ暦)で換算 すると1263年1月16日に亡くなられています。その親鸞聖人のご命日を最終日として本山である東本願寺では11月28日を最終日とした八日間、西本願寺では1月16日を最終日とする8日間報恩講が勤められています。また本山の報恩講に前後して別院や末寺でも報恩講が数日間勤められています。そして一般の家庭でも報恩講が勤められているのです。
 親鸞聖人のご命日を縁として勤められる仏事を「報恩講」と私たちはいっているのですが、そういう意味でなぜ勤めるのかということを考えると気になるキーワードは「報恩」ということでしょう。恩に報いる御仏事なのでしょう。さて親鸞聖人はどんなことをされて恩と感じ、ある意味恩返しをしていかないといけないことなのでしょう。そのことが私たちの中で明らかになれば自然と報恩の歩みが始まるはずです。
 親鸞聖人は私たちにお念仏申す生活なされ念仏申したものを全てすくい取るという阿弥陀仏のお心を尋ねていかれ、有縁の方々にも念仏申す生活を進められ私たちになぜ阿弥陀仏が南無阿弥陀仏の救いをわざわざご用意なされているのかということをお伝えくだされたお方です。そのおすすめをいただかれ私たちの先祖方は念仏申され、そして念仏が阿弥陀さまのおかけで南無阿弥陀仏という念仏がすでに届き念仏もうさせていただいているこの事実を喜んで行かれたかたがただったのでしょう。
 今、私たちは先祖の強い思いにより念仏に出合わせていただいています。先祖の方々自身もお念仏にすでに出合えているいることを喜び次の世代にも念仏に出合ってほしいと願われてきたことでしょう。
 ご先祖の方々はなぜ念仏に出合えたことを喜んでこられたのかを訪ねる仏事が報恩講でありましょうし、念仏をお伝えくださっているんだなっていうことを知る場なのでしょう。
 皆様方も報恩講の場に一座でも足をお運びくださり、念仏の歴史に出合う契機となれば念仏の願いに触れる契機になっていただけると有り難いことです。