267 アマゾンお坊さん便を 考える

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アマゾンお坊さん便を考える

 最近テレビでも話題になっている「アマゾンお坊さん便」をご存じでしょうか。これはインターネット上の大手の通信販売会社アマゾンがその通信販売の商品の一つとしてお坊さんが指定された場所に赴き読経や法話を定額で行うというものです。皆さんはこういうものがあると言うことにどのようにお思いでしょうか。全日本仏教会というところは、宗教行為を商品として販売すること、「お布施」を定額になっているということにより反対を表明しています。
 私自身は、全日本仏教会が指摘ていることは問題だと感じていますが、単に反対するだけで済む話しではないと感じています。仏教を伝える側の大きな課題を投げかけているものなのではないかと感じています。
 お坊さん便というのはそもそもアマゾンという会社が始めたのではなく、みんれぴという会社が行っていた事業のようです。もっと需要が増えるので事業展開しようといいうことでアマゾンという媒体を利用したもののようです。この事業は関東地区だけのサービスなので少なくても関東地域では、お寺を仲介しないで仏教を求めるニーズがあるということではないかと思うのです。仏教は大事だと感じているけど、お寺はなーて思っている方が結構おられるという事実なのではいなでしょうか。いや関東区だけではなく富山でも、常入寺にも、住職である私を信頼を置けないものをどこかで感じ取っておられる方がおいらっしゃるということなのでしょう。あの人がそうだっていうことではなくて…。
 「坊主丸儲け」的な不信を抱いておられる方がたくさんいるという事実としてアマゾンお坊さん便というものがあると感じてます。「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」と感じるひとがこれ以上増えないようになにかしないとと強く思うわけです。なかなか私の態度は変わらないかも知れませんが。誰かが引退したときのように「坊主が嫌いになっても仏法は嫌いにならないでください」と叫びつつけるのみです。