238 御文をいただく 28 五帖目第四通⑦

238.jpg

大願
 阿弥陀如来は仏となるとき、お師匠さんである世自在王仏の前で仏となる願い、仏となって何をしたいのかということを誓われます。それを本願ともいい大願ともいいます。その内容についてここでは「十悪五逆の罪人を、我たすけん」という願いであると記されています。我というのはお文様を書かれた蓮如様だけをさす我ではなく、私も貴方もふくまれた我です。如来様からするとあなた方一人ひとりを救うために仏となったのだということでしょう。なぜそういう願いをもたれたのかといえば如来様からすれば罪深きものでこのままでは助かるはずがないからでしょう。そういう願いの元で私たちを救わんがためにお念仏をお運びくださっているのです。こんような如来様の願いが尊く思えるかどうかということは私がどういう存在であるのかと言うことで決まることでしょう。